2階以上の賃貸は、1階よりも家賃が高いケースが多い
賃貸物件の1階の部屋は、多くの場合、2階以上よりも安めに設定されているケースが多いです。1階は、建物の立地にもよりますが、窓から侵入されやすかったり、道路から室内が見えやすく、防犯面やプライバシーに関しての懸念点があるため、一般的には2階以上の部屋のほうが人気があります。そのため1階の部屋の家賃は割安に設定されています。しかしながら家賃というのは生活費の中でも大きな出費であり、毎月必ず発生するものですので、生活費を抑えたいという人にとっては1階の部屋は魅力的とも言えるでしょう。もし1階を選ぶのであれば、室内のカーテンを厚手の遮光カーテンにする、内鍵を設置するなどの防犯対策をしっかりと行いましょう。2階以上の場合、家賃が高めであるというデメリットはありますが、防犯面やプライバシーに関する安心感は1階よりも高くなります。
2階以上の部屋の暮らしにくい点
築年数の長い古い建物などの場合、エレベーターがないこともあります。2階以上の部屋を借りてエレベーターがない場合、毎日階段を上り下りすることになるというデメリットがあります。若い人や健康な人であれば問題ありませんが、高齢者や身体に障がいがある方などの場合ですと暮らしにくいでしょう。健康な人であっても、たくさん買い物をした日や大きな荷物を抱えている日に階段しかないというのは、大変だと感じるかもしれません。また、高層階の場合、風の強い日は洗濯物を外に干すと危険なので注意が必要です。高層階の部屋は、建物によっては、洗濯物の外干しそのものが禁止されている場合もありますので、洗濯物を「外に干すのが好き」という方は、注意して物件選びをしましょう。