空き巣など防犯面に関する不安がある
賃貸物件の1階を選ぶデメリットと言えば、まず防犯面の不安は外せません。当然ながら1階は最も地面から近い階であり、空き巣や強盗にとっては下見しやすい、侵入しやすいなどの条件が揃っているのです。もちろん物件によっては、ブロック塀や格子などで建物を囲っている所もありますが、中途半端な高さでは軽々と乗り越えられてしまいます。また道路に面した立地の場合、洗濯物を外で干しにくいと感じるかもしれません。何も気にしない人は良いですが、一人暮らしをしている女性の中には、通行人に見られたくないという人も多いです。さらに道路からでも洗濯物に手が届きやすければ、下着泥棒の被害に遭うかもしれません。様々な犯罪リスクから身を守るには、防犯カメラや窓シャッターなどセキュリティ設備が整えられている物件を探す、下着類は部屋で干すなどの対策が必要と言えます。
住み心地の悪さを感じやすい
部屋を選ぶにあたって、日当たりの良さを重視する人は少なくありません。実際、日当たりの良い南向きの部屋は人気が高く、家賃も少し高めに設定されています。しかし賃貸物件の1階においては、日当たりの良さはあまり期待出来ないかもしれません。特に隣の建物との距離が近かったり、背の高い建物に囲まれている物件は、ほとんど太陽の光が入ってこない可能性もあります。さらに地面から近く、かつ日差しが遮られると、どうしても湿気がこもりやすくなりますが、カビや害虫にとっては好条件の環境となるため、こまめな換気と掃除が必要になってきます。仕事などで忙しくマメに掃除出来ない人や、ゴキブリなどの害虫が苦手な人は、1階を選ぶ事は避けた方が良いかもしれません。